屋久島の旅1・紀元杉と切り株の森
念願叶って屋久島に行って来ました。生命力溢れる巨大な屋久杉。表紙は樹齢3000年と言われる紀元杉です。 巨大な杉の林立する手つかずの自然を想像していましたが大きな切り株をたくさん目にしました。300年前の江戸時代に伐採されたのですって!それを平木(ひらぎ)に加工して年貢として納めたといいます。チェンソーもない時代に巨大な木をどうやって切り倒したのでしょうね。しかもその現場で幅10cm長さ60cm位の薄い板に加工し、険しい道を人が背に担いで山を下りたというから驚きです。それについては山の中に絵付きで説明してありました。年貢の模型と道具は屋久杉自然館の展示から。 屋久島は「ひと月に35日雨が降る」と言われますが、この日も雨。切り株も倒木も全て苔むしていて、そこに種が落ちてまた命が宿る。薄暗い森の中は神秘的で気の遠くなるような世界がありました。 神木としてあがめられた古い時代、切り倒して年貢にした江戸時代、トロッコ軌道をつけ(大正後期)大型チェンソーが導入され(昭和31年)大量伐採が進んだ時代、昭和45年(1970年)その事業は終了。現在は屋久杉の伐採は禁止されているそうです。 森と人との関わり、この森にもいろいろな歴史があることを知りました。 屋久杉とは樹齢1000年以上のもので、1000年未満は小杉、100年までは地杉。かつ標高600m以上に自生するものをいい、それ以下の所の杉は人の手で植林をしたものだそうです。 表紙は樹齢3000年の紀元杉(すぐそばまでバスが連れて行ってくれます) p2以下はヤクスギランドにて。(体力に応じていろいろなコースがあり私たちは初心者向きの一番お手軽コース,ガイド付き)
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