『牧野の足あと』を見る・六甲高山植物園
牧野富太郎博士の足跡は六甲高山植物園にもあります。今、朝ドラ『らんまん』が放送されていることもあり特別展が開かれていて大勢の人が訪れています。博士は90年前の開園当初何度も六甲に訪れていて採集活動や講演をし、地元の植物愛好家、支援者などと親しい交流がありその時の写真や手紙、書などの資料が残されていました。展示物は写真OKでしたのでまとめてみますね。 高知の牧野植物園に私は2度行きましたが、今回TVのおかげで一層興味深く展示を見てきました。 園内には博士が命名した植物もたくさんありますが「らんまん」にあわせて?「牧野ゆかりの植物」を示す札や、植物画のコピーをつけてわかりやすく説明もされていました。「博士とてくてくスタンプラリー」もあるようです。 p5の写真をご覧下さい。TVで万太郎が着ている洋服はまさにこれ!ですね。この写真を元に洋服を作ったと思われます。42歳の写真。 ドラマでは今ちょうど細部が表現できるという石版印刷にこだわっていますがこれらの絵(p3,4)は石版で刷られたそうです。東京大学植物学教室編纂。 牧野ゆかりの植物、アリマウマノスズクサ(p9)は毎年注目しているのですが、私の知っている園内の3カ所には今年は花がなく、鉢植えを展示してありそれでラッパ状の花を見ることができました。ジャコウアゲハの食草です。 同じくジョウロウホトトギス(p10)は六甲高山植物園にもたくさんありますがここのは「キイジョウロウホトトギス」と書いてあります。我が家のそれもキイ(紀伊)がつきます。似てはいるけれど博士の土佐のものとは少し違うらしい。「那智にも同種あれども品種は土佐の者に劣れり」と左に注釈がついていますね。ですから我が家のは「劣れり」のほうです。(笑)実際キイのほうが栽培しやすく流通もされているようです。ジョウロウとは宮中の貴婦人で、上品で美しいことから命名。 子細に観察し緻密な絵に仕上げる万太郎、いえ、富太郎さんは本当に素晴らしいと思います。 毎日ドラマから目が離せません。(^^ゞ すみません.コメント欄が下の方に行ってしまいました。そうなっていることにさえ気づかない始末でした。。教えていただいてずっと下の方にあることがわかりましたが、backspaceを押し続けても空白が埋まりません。なぜこうなったかわかりません。なおせません。 近いうちに六甲高山植物園の植物編をつくりますからそちらの方にコメントをお願いします。 と書いて戻ってきたら直っていました。不思議・・・
コメント編集